うちの仕事場では、毎朝2つのやかんにお茶を沸かし、1階と2階のポットに入れて、アシスタントさんがいつでも熱いお茶を飲めるようにしているのですが、それとは別に、暑くなると、自宅用と仕事場用の「烏龍茶」を大量に作っています。
その冷たい「烏龍茶」を作るのが、朝と晩の私の日課。
1,000cc用のガラスのポット5本に、烏龍茶のパック2袋をそれぞれ入れ、買ってきたお水を注いで冷蔵庫で冷やし、色や味が十分出たらペットボトルに詰め替え、冷蔵庫に並べておくのです。
新しいお茶を作るたびに、そのガラスポットとペットボトルは洗浄していますが、烏龍茶の茶渋をしっかり取ろうと、ポットの口から洗剤のついたスポンジを握り締めて右手を挿入したとたん、「ガシャッ!」という鈍い音と共にポットが割れ、ガラスの破片3枚が突っ込んでいた右手小指の付け根を直撃しました。
「ひえぇ~~っ!!」
破片はポットの中と台所のシンクに落ち、その上から鮮血が滴り落ちていきます。
「焦るな、焦るな…! 傷口が水で濡れているから血が止まらないだけで、乾いたらたいした傷ではないはず!」…と自分に言いきかせ、2階に行って薬箱から「バイオパッド」という傷口用のフィットシートを探して貼りました。
最近の幼稚園や小学校に常備しているという、この「バイオパッド」…!
人工的な薬を塗布しなくても、傷口から出る浸透液を吸収して表面を保護し、人間が本来持っている「自然治癒力」で傷口を綺麗に治そう…というシステムで開発されたものだそうです。
貼ったとたん血が止まり、ジンジンとした痛みも感じなくなったような…。
それにしても右手の小指の付け根…。
文字や絵を描く時、思いっきり机に当たる部分です。
ネームがやっと3本通り、明日から忙しくなるところだったのに…。
明日の朝のストレッチ体操も無理そうかなぁ…。