夏の終わりに…
先月、近くの公園で「カブトムシ」を捕まえました。
散歩中の犬が土を掘ったところ、地上に出ようとしていたカブトムシが現れたのです。
しばらく台所で使っていた小さなザルを2つ重ねて飼っていましたが、ずっと地中生活だったのに、いきなり捕らえられてザルの中の生活は可哀想だと思い、見つけた公園に放してあげました。
その公園を散歩する人の数が、この春から急増していることに気がつきました。。
散歩だけでなく、ジョギングしたり、碁を打ったり、絵を描く人や楽器を演奏する人もいます。
そうか…!
第一次ベビーブームと言われる「昭和22年生まれ」の人たちが、この春一斉に退職したからなんですね。でも、歩いている人は男性ばかりでなく、同じ年代の女性の姿も目立ちます。
定年退職した後、特に趣味もなく、ヒマを持て余し、奥さんの後を付きまとって、買い物や井戸端会議まで同行する亭主たちのことを、足元にずっとまとわりつくことから「濡れ落ち葉族」というそうですが…。ひょっとしたら「自分の散歩に同行するよう」奥さんを連れ回しているのかもしれません。
主人に話すと「いや、そうじゃないよ。散歩の途中で病気で倒れたり、転んケガをしないように、奥さんが監視しているんだよ」
真相はどちらかわかりませんが、公園では夏の賑わいが少しずつ静まり、夕方になると秋の虫が聞こえ始めています。