サリンジャー亡くなる…
アメリカの小説家、J.D.サリンジャーが91歳で亡くなりました。
老衰だそうです。
中学生になった時、たまたま「バナナフィッシュにうってつけの日」を含む、サリンジャー選集の「九つの物語」と「ライ麦畑でつかまえて」が、実家の本棚に並んでいたので読んでみました。
中学生になったばかりの私にとっては少々難しい内容で、内容はあまり覚えていませんが、「サリンジャー」「バナナフィッシュ」「ライ麦畑」という語句だけはしっかり私の頭の中にインプットされました。
元ビートルズのジョン・レノンを、4発の銃弾で殺害した犯人のチャップマンは、警官が現場に到着するまでの間、舗道の敷石に座って『ライ麦畑…』を読んでいたそうです。
そのJ.D.サリンジャーが亡くなりました。
自分の作品が映画化された時、その出来映えが気に入らなかったとか、世界中で翻訳された内容が気に入らなかったとか、色々な理由で晩年は隠遁し、40年以上作品を発表することはなかったそうです。
遺族の話によると金庫の中に未発表の作品が2作ほどあるそうで、そのうち出版されるかもしれませんが、私にとって馴染みがあってないような作家でした。