8月9日、長崎原爆投下の日…
何とかプロットが出来上がり、担当さんのパソコン宛に送りました。
久しぶりに太平洋戦争をテーマにした漫画です。
そもそも何故、太平洋戦争が起こったのか…?
ここ数日ネットで色々と調べ、戦争体験者である両親にも話を聞き、昨夜の9時からNHKスペシャルの「日本海軍400時間の証言」という番組を見て、何だか怒りを覚えました。
主要都市が次々空爆で焼け野原になり、広島と長崎に原爆を落とされ、学徒動員で子供たちまで戦争に駆り出され多くの犠牲を払ったというのに、ひょっとしたら海軍の中枢機関に携わっていた連中は、ゲーム感覚で戦争を起こしたのかもしれないのです。
欧米が恐れていたロシアと清(中国)の大国を相手に勝利を収めたことから、英米仏は日本を警戒し始め、石油などの燃料や鉄鋼などの資源の輸出を制限し始めます。
鎌倉時代中期に元寇(モンゴル)に侵略されそうになった時、神風(逆風)が吹いて蒙古船が一夜にして消失し、難を逃れた時から「日本は神の国なんだ! どんな窮地に立たされても神に守られているんだ!」という、思い上がりがあったのかもしれません。
日本はドイツやイタリアと軍事同盟を結び、身の程知らずにも連合軍相手に戦争を仕掛けてしまったのです。「長期戦になれば負けるかもしれないけど、今の勢いなら2年ほどでカタがつくかもしれない」…という無責任な決断で…。
太平洋戦争は「暴力班」の陸軍と「知能班」の海軍の、力関係を示すための「無残な結末」とも言われています。
戦争の爪痕は64年経った今も、生存者の脳裏にクッキリと残っているのです。