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2011/3/26 土曜日

夜の散歩…♪

Filed under: 近況 — Reiko @ 1:12:44

夕飯後、主人と一緒に毎日30分ほど近所を散歩しています。

何年も歩いている見慣れた風景ですが、8時になるとスーパーもドラッグストアも閉店し、コンビニの照明もいくつか消され、どの家もひと間分の明かりしか点いていません。

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子供の頃見た田舎の夜道も、こんな明かりだったことをふと思い出しました。

ぼんやりとした小さな明かりでしたが、明かりの周りにその家の家族が仲良く集まっている姿を想像すると、何だかホッとして心が温かくなったものです。

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そして今『みんな節電に協力しているんだな』…と思うと、同じようにホッとして心が温かくなりました。

私たちに今できることは、こんな小さなことの積み重ねかもしれません。

2011/3/22 火曜日

宅配便…

Filed under: 近況 — Reiko @ 23:57:06

東北自動車道を一般車両も通行できるようになり、ガソリンも十分行き渡るようになったおかげで、被災地に物資を送る車や、親戚や知人を探しにでかける人が被災地に繰り出しているそうです。

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今日やっと原稿が上がったので、コンビニから宅配便で送ろうとしたら
「明日中に着くかどうかわかりません」
…と言われました。

「え…? じゃあ明後日の朝でも構いませんけど…」
「明後日も確実に着くかどうかわかりません」

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そうか…。
東北自動車道の全車両通行再開で、宅配業者がみんな被災地に向かって忙しくなったんだ…。都内の電車も間引き運転とはいえ動くようになったので、明日直接担当さんに渡すことにしました。

まだまだ都内でも余震が続いています。
宅配業者さん、みんなの温かい思いを届けて上げてください。

2011/3/21 月曜日

「仮面ライダー」は無事…!

Filed under: 近況 — Reiko @ 17:39:57

先ほど宮城県石巻市に故・石ノ森章太郎先生の「石ノ森萬画館」がある、マンガロードのモニュメント「仮面ライダー」や「サイボーグ009」などのキャラクター像が無事に建っている…という連絡が入りました。

http://www.tokyo-sports.co.jp/tokudashi.php?sid=12702

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残念ながら「石ノ森萬画館」の1階のショップは流されてしまったそうですが、2階の石ノ森先生の原画も、かつて主人と私が石ノ森先生のキャラクターをイメージして描いた色紙も、そして現場のスタッフも全員無事だったそうです。

一度遊びに行きましたが、まるで遠く離れていた親戚と久し振りに会ったような、心温まる歓迎を受けました。

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何か手助け出来ることはないだろうか…と考えていましたが、「個人的な物資の支援は、ありがた迷惑になることもあるので控えてください」と言われたので、周囲の漫画家さん達と「Yahoo!オークション」で販売する色紙や、サイン入り複製画を作っているところです。

節電に協力しながら、一日も早く被災地の復興を願っています。

2011/3/18 金曜日

6日ぶりに…

Filed under: 近況 — Reiko @ 1:05:23

6日ぶりにバスと電車に乗って都心に出かけました。

6日前の3月11日金曜日の正午、インプラントの手術後の消毒を受けるために、池袋の歯医者の診察台に座っていました。

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帰り道、いつもならデパ地下に寄って夕飯のおかずを買って帰るところですが、主人も私も週明け締め切りの原稿を何本か抱えていて、仕事場には12人のアシスタントさんが集まっていました。

そろそろ指示をしておいた仕事が無くなるかもしれない…と、どこにも寄らずに急いで帰って来たのです。その直後の地震でした。

揺れがどんどんひどくなり、テレビやパソコンのモニタが倒れ、開いた机の引き出しの中に飲み物がこぼれ、本棚から本が落下しました。

「ちょっと、これ大きいよ! 外に出よう!」
それがM9.0の「東北地方太平洋沖地震」だったのです。

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あれから6日…。

毎日のように揺れを感じながら原稿を進め、地震が起きる前に亡くなった知人の通夜に出かけ、交通規制で家に帰れなくなった遠方のアシスタントさんを泊めて世話をし、原稿が上がってから主人の病院に付き添い、いつ停電になるかわからないパソコンに向かって作った帳簿を税理士さんに渡しました。

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昨日の午後やっと締め切りや雑用から開放され、10年前から準備しておいた非常袋の中を開けてみると「非常食」の賞味期限が切れていたので、近所の店に出かけたところ…。

「非常食」どころか、パンや米・カップ麺を始め、乾電池・携帯カイロ・紙おむつ・乳製品・お菓子・小麦粉まで、並んでいた棚が全て空っぽになっていました。

毎日のように続く余震や他の震源地での新たな地震に不安を感じた消費者が、被災地で不足している物を次々と買い占めてしまったのでしょう。

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もし「その時」がきても、自分だけ食べるわけにはいきませんし、ひとりで暖かい思いをするわけにもいきません…。

賞味期限が切れた非常食を取り出して、トイレットペーパーをひとつ入れました。これなら他の人と分け合うことが出来ます。

携帯電話が使えなくなった時のことも考えて、テレホンカードと家族や知人の電話番号を書いた手帳も入れておきました。

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物資不足や節電への協力で不自由な毎日が続いていますが、私たち以上に厳しい思いをしている被災者の方々が、一日も早く普通の生活に戻れるよう、祈らずにはいられません。

2011/3/11 金曜日

「インプラント」のオペ…

Filed under: 近況 — Reiko @ 1:54:51

昨日、池袋の歯医者さんで「インプラント」のオペを受けてきました!

「インプラント」とは根こそぎ歯を失った人のために、人口の歯根を埋めて骨と結合させ、そこに人工の歯を取り付ける…という新しい「歯の治療法」です。

私が小学生の頃、田舎の歯医者で「この虫歯は乳歯だから抜いてしまいましょう。すぐに永久歯が生えてきますよ」と、左下の奥歯を2本抜かれましたが、実はその虫歯は永久歯だったので、その後生えてくることはありませんでした。

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成人してから隣の健康な歯を差し歯にしてブリッジにしたのですが、上下に噛むことが出来ても「根っこ」が無いので、年齢と共に少しずつ隣の歯が動き、前歯に隙間が出来てしまったのです。

この「隙間」に舌の先が引っかかって痛い思いをしたり、空気が抜けて「滑舌」が悪くなってきたため、思い切って「インプラント」に挑戦することにしました。

ネットの情報や体験者の情報を聞くだけでは、オペにかかる時間や痛さなど、細かいことが伝わってきません。

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「この日にオペをします。2時間ほどかかると思います」
と医師に言われた時から、初めて盲腸の手術を受けた時や、初めて出産した時のように、前日から心拍数が上がり、あまりの痛さにのた打ち回っている姿の妄想ばかりしておりました。

私は歯の治療中はいつも目を開けています。
無防備に開けている口の中に、どんな器具が入ってくるのか確かめたいし、漫画を描く時の資料として使いたいからです。

15歳の盲腸の手術の時は、顔の上のガーゼを口でずらし、ライトに映っている手術の様子を盗み見て、看護婦さんに叱られてしまいましたが…。

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今回は口の大きさの穴が開いた、厚めのシーツをかけられてしまったので、残念ながら見る事が出来ませんでしたが、それでも歯茎の表面を切ったり、骨に穴を開ける感覚はしっかり感じることが出来ました。

表面を細かく縫われ、今日また消毒に出かけます。
2~3日したら、少し腫れてくるそうです。
刺激の多い食品はまだ食べられませんが、お粥だけではお腹が空くので、おやつに「油抜きの焼きドーナツ」をいくつか食べてしまいました。

「入浴も運動も避けてゆっくり休んでください」
と言われたのに、帰る早々迫り来る締め切りが気になって机に向かってしましました。

どうしよう…。
すごく腫れてしまうかな…?

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