真夜中のひとり言…
GW中だというのに、直しのネームが一向に進まず、気を失いかけたら布団に入り、起きている間はずっと机に向かっている…という、昼も夜も無い生活を送っています。
ネームの中に出てくる「クレジット払いのシステム」がよくわからないので、いつもクレジットで婦人服や宝石を売りさばいている兄嫁に電話をかけたら、突然「気持ち悪~!」という一声…。
「何が気持ち悪いの?」
「今ね浜名湖でのんびりしているんだけど、今年も休みなく机に向かっているのかしらね…って、みんなであなたのこと噂してたのよ。そのとたん電話がかかってくるんだもん、びっくりしちゃった!」
浜名湖かぁ~…。
あ~、ウナギ美味しいんだろうなぁ…。
そういえば、この「気持ち悪~!」というセリフ、昨日駅の近くの喫茶店で、編集さんと打ち合わせをしていた時、真向かいのテーブルに座っていた漫画家さんにも同じように言われたのです。
「気持ち悪~! どうしてここにいるの?」
「どうして…って、打ち合わせですけど…」
近くに住みながらお互いに仕事が忙しく、一度家にも遊びに行った事があるのに、もう十年ほど会ってなかった漫画家さんです。
「昨日あなたに電話をかけなくっちゃ…って考えていたところだったのよ」
「電話? 何でです?」
「いやぁ~仕事が煮詰まって上手くいかなくってね、あなたの声を聞いたら元気をもらえるんじゃないかと思って…」
元気をもらいたいのは私の方ですって!
でも、そんなふうに自分のことを思い出してくれる親戚や友人がいるのは嬉しいことです。
道沿いに咲いている春の花々にも、何だか励まされているような気がしました。あと15ページだ! 朝までに完成しなくっちゃ…!