先日の日曜日の朝までかかったネームも無事に「OK」をいただき、火曜日の夜までかかってようやく原稿のペン入れも終わり、宅配便で送って、今日は朝からフルート・ピアノ・ストレッチ体操…とお稽古事づくし…。
机から離れたついでに美容院に直行し、髪をバッサリと短く切ってもらいました。仕事で拘束されている日が続くと、つい髪を短く切りたくなりますし、買い物にも出かけたくなります。
家に帰ってふと玄関先を見ると、アートフラワー教室を開いているお姑さんの手作りの「カーネーション」が飾られていました。
そうか…。
今度の日曜日は「母の日」だったっけ。
夜、実家の母から電話がかかってきました。
「何にもいらないよ」
「何もいらない」ってわざわざ電話がかかってきた…ということは、何か欲しいってことです。実はこちらのお姑さんと色違いの、雨天兼用の日傘とパジャマを買ってあるのですが、他に何かリクエストがあるのかもしれません。
「杖とか手押し車とか、何か補助になるものでも要る?」
「バカ言っちゃいけないよ。そんな年じゃないよ」
母はまだ自転車に乗って買い物に出かけていますし、父も毎日晩酌を飲み、胃腸も歯も丈夫で、電話で話していても言葉に詰まることもありません。
「また来月にでも顔を出すよ」
「ああ、期待しないで待っているよ」
昨年「来週あたり一度みんなで帰るよ」と電話し、仕事の都合で行けなくなったことがあったのですが、家中の布団を干し、万全の用意で待っていたそうなのです。
母の日と父の日に欲しいプレゼントは、元気な顔を見せに行くことかもしれません。